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今まで紀州犬をホテルへ預けたときのこと [お別れ]

今まで、息子の引っ越しなどで4回サスケをホテルへ預けたことがあります。

最後は亡くなる3週間前でした。
最初の3回と、最後の1回は別のホテルです。

紀州犬をすんなり預かってくれるペットホテルはなかなか見つかりませんでした。

トリミングに通っている小型犬のみOK
わんわん幼稚園で日中他の犬と一緒に遊べる犬のみOK
お散歩なし(ペットシーツで排尿)で大丈夫な犬のみOK
10歳未満の犬に限る
・・・などなど。


最初の3回預けたホテルの話です。
個室預かり、24時間スタッフ常駐、近所に動物病院ありのホテルでした。
最初の2回は特にトラブルがあったとは聞いていません。
でも最後に預けたとき、ルールが少し変わっていたせいで大変でした。

日本犬は個室の中でも鎖に係留することにした、と言われたのです。
なんでも、以前預かったよその柴犬がスタッフに急に飛びつき噛んでひどい怪我を負わせたらしいのです。
サスケはそれまではスタッフに噛みつくことはしていないのですが、ルールということで、鎖係留となりました。
たぶんそれが重くてとても不快だったようです。

その後散歩へ連れ出そうにも、鎖に近づくだけで唸り、吠えたそうです。
「誰も近づけません、触れません、散歩も出せません、連れて帰ってください」
と電話がありました。
連れていけないからホテルへ預けたのに・・・

仕方がないので、母に連絡をしてホテルへ行ってもらい、代わりに散歩へ連れて行ってもらいました。
そのまま引き取ってほしいと言われたそうですが、マンション住まいなので無理です。

途中、スタッフから何度も電話がありましたがどうすることもできません。

母に聞いたら結局、重い鎖をつけなければ自分から個室へ入って行き、大人しく寝ていられることがわかり、そのままホテルへ預けることができました。

このようなトラブルがあり、最後のホテル預かりは先方から断られました。

好きな人には甘えるし、嫌いな人には毛を逆立てて吠える。
好きなおやつは食べるけど、嫌いなおやつは吐き出す。
触られたいときは寄ってくるけど、嫌なときに触ると離れていく。
イヤなことは我慢しないで自分の意思を貫く感じ。
そういう気質の紀州犬・日本犬は多いのではないかな?


亡くなる3週間前預けたホテルは、大きな病院併設の大型施設でした。
診察室もたくさんあり、先生方やスタッフの人数も多いところです。
預ける1週間前に健康チェックの診察をして、問題なかったのでホテルへ預けました。

個室でも特に問題はなく、散歩もスタッフの方が連れて出て、排尿排便もちゃんとできていました。


亡くなる3週間前のホテル預かりで、胃捻転になっていたら・・・と思うことがあります。
病院併設だったら処置は早かったのか?
でも、最期に一緒にいてあげられない可能性もあったのかも?


意識を失って倒れてすぐ、サスケを病院へ運んだ車内の写真です。

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お腹がとても膨れています。
胃がガスで膨張したせいで、色々な内臓機能が急激に低下してしまうと後で知りました。



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サスケがいなくなって1か月 [お別れ]

サスケが突然亡くなって、1か月がたちました。
街中で散歩している犬をみてはサスケを思い出し、いつも歩いていた道を歩けばサスケを思い出します。

今までは、夕方には散歩に帰らなくては!と時間を気にしていました。
先日、久しぶりに泊りで旅行へ出かけました。

行き先は鎌倉でした。
サスケとは関係ないのですが・・・

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サスケ稲荷神社です。
この辺りは町の名前も佐助でした。佐助1丁目、とか。

キツネですが、ちょっとサスケにも似ている気がしました。

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サスケのいない日常 [お別れ]

サスケが急逝してから、半月ほど。

泣いて暮らしているわけではありませんが、すごく会いたくなる気持ちがギューンと沸き起こる瞬間があります。
サスケのいないベランダに向かって、「サスケ~、お散歩行くよ!」と声に出してみたり。
玄関に置いたままのリードに、通りがかりにそっと触れてみたり。

家の中にいつも舞って困っていた抜け毛はほとんど無くなってしまいました。

窓は掃除していないので、窓ガラスや網戸を舐めたり引っ搔いた跡が残っています。
シャッシャと掘った爪痕のあるダンボールもそのまま残っています。

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サスケの旅立ちから1週間が経ちました [お別れ]

サスケが胃捻転で突然旅立って1週間が経ちました。

朝は起こされないのでゆっくり寝られる。
朝夕の雨予報を気にしなくてもいい。
散歩の時間を気にせず、外出できる。

だけど帰ったときに、いつも顔を出していたベランダにいないのがすごく寂しい。
洗濯を干しているときに足にまとわりつくサスケがいないので寂しい。
陽だまりにサスケが寝ていないのが寂しい。

サスケのことを想って涙を流してくれた方、私を気遣って温かい言葉をかけてくれた方、たくさんの方が心配してくれました。ありがとうございました。

思い出すとつらいけれど、忘れたくないので繰り返し思い出しています。
当日まで元気だったので、思い出すのは元気な姿ばかり。

急なことだったので、治療に関してもどこまでやるか(無理な手術をするか)返答に困りました。やってもおそらく助かりませんと言われたし、手術と入院で数十万円かかります、とも言われました。諦めるには急すぎたので、手術をお願いしたいと告げたところですぐに呼吸が止まったのですが・・・

また、お別れの際にセレモニーや霊園はどうするのかも何も考えていなかったので、その場で聞かれて返答に困りました。

この1週間、たくさんの知人が、愛犬・愛猫・愛鳥たちとお別れしたときの話をしてくれました。
みんな、想い出とともに今も過ごしているんだな。
悲しいのは、楽しい時間があったからなんだな。

楽しい時間をありがとうね。

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(何年か前にグーグルマップに映り込んだ私とサスケ)


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ありがとうね [お別れ]

長い間ブログの更新をしていませんでしたが、11歳のサスケはずっと元気で過ごしていました。

散歩へ行き、昼はよく寝て、ベランダから外を眺め、ご近所さんにお菓子をねだり。

子どもたちが成人して家を離れてからは、車で遠出をすることはなくなってしまったけれど、平凡な毎日の散歩を楽しみに過ごしていました。

そんな穏やかな日が突然終わってしまいました。

胃捻転でした。

10月1日(日)夕方いつものように散歩をして、夜になり、少し落ち着かない様子のサスケ。
座っては立ち上がり、位置を変えてまた座り・・・少し吐きたいような素振りもありました。

ごはんが欲しいとき、お水が飲みたいとき、ハウスに入りたいとき、気持ちが悪くて外の葉っぱを食べたいとき、いつも小さく吠えて話しかけてくれたサスケ。

この時は、吠えることはなくて、でも、いつもと様子が違うので気になっていました。

トイレを我慢しているのかも、と思って夜、また散歩に連れ出しました。
すると、少し歩いて座り込んでしまいました。
抱き上げられないので少しリードを引っ張り上げたら、自力で10メートルほど小走りして家へ帰りました。

雷が近いときなど座り込むことがあったので、不安定な大気の前触れかな、と思いました。

ただ、玄関へ着くとやっぱり力なく座り込む様子が心配でした。

一晩、ときおり様子を確認しながら過ごしました。
キューキュー鳴いていることもあり、また、疲れ果てて横になっていることもありました。
この時点で少しお腹が膨れているのが気になりました。

朝になるころには、胸がパンパンに膨れていました。
トイレに連れ出そうと立たせたら、後ろ脚はまったく力が入らず、そのままふらついて倒れこみました。意識もほとんどありませんでした。

急いで毛布に乗せて車へ移動し時間外の病院へ連絡をしましたが、すでに意識朦朧で、目も光がなく、口も開いたままでした。

病院へ電話をして状況を伝えた時点ですぐに胃捻転を疑われ、年齢的にもできることはあまりないと言われました。
迎え入れる準備をしてもらっていたのですぐにレントゲンを撮りましたが、やはり胃捻転でした。

応急処置で胸に針を刺してガスを抜きました。
でも胃捻転は手術しか治す方法はないとのことです。
高齢で、意識も体温も低下しているので、手術をしても助かる見込みはないと宣告されました。

それでも、望みが少しでもあるなら手術をお願いしたいと伝えました。
そのやりとりの最中に、自発呼吸が止まり、急遽別室の処置室へ移され、人工呼吸器につながれました。

心臓の鼓動は電子音で確認できましたが、自発呼吸はできていなくて、大きく開かれて固定された口に器具をつながれ、なんとか生命をつないでいる状態でした。

しばらく呆然としていましたが、先生の話を聞いて、治ることも、連れ帰ることも、意識が戻ることさえもないと理解しました。

悲しいけれど最期のお別れをすることになりました。
見守る中、人工呼吸器や点滴を外してもらいました。

1分ほどで、すべての時間が止まってしまいました。


本当に、お別れの日は急に訪れて、あっという間の出来事でした。


帰ってからも、あちこちにサスケの痕跡があり、思い出します。

サスケと一緒に過ごせた時間は子育ての時期と重なり、二人の子どもたちと一緒に育ちました。
3匹の子犬のようにじゃれあう様子が懐かしいです。
子どもたちが家を出てからは、帰省するたびに老犬のサスケが甘え、離れていた時間を埋めているようでした。


最期に一緒にいてあげられたので良かった。
しばらくは、泣きながら写真を見て想い出に浸ろうと思います。
ありがとうね。

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